Masterpieces02
karimoku

コロニアルWC60モデル

職人技が光る、不朽の
美のロングセラー

洗練された装飾を支える木工と
使いやすさの追求

「コロニアルシリーズ」は、アメリカ開拓時代の家具をモチーフにしたアンティークなデザインで、1973年の発売から半世紀以上たってもなお、多くの人から愛されています。カリモク家具で初めて手がけた部屋全体のトータルコーディネイトを楽しめるシリーズ家具で、アイテム数を豊富にそろえています。
コロニアルシリーズを代表するのが、WC60モデルのソファ。木部は木材の美しさを活かしつつ、工芸的な木工で力強い造形にし、塗装はあえて塗料のムラや濃淡をつけてアンティーク感を出しています。コーティングや研ぎの工程でなめらかな質感にし、ぼかし工程で使い込まれた木肌の風合いを表現。最後の上塗り工程で艶と光沢を出し、優雅な印象に仕上げています。
アームにはろくろ加工のスピンドル(紡錘)を施すことで、どことなく懐かしいカントリー調に。肘掛は両肘、右肘、左肘、肘無から選ぶことができるなど、さまざまな部屋のレイアウトに対応できます。

コロニアルWC60モデル

なめらかな曲線を描く工芸的な木工と、艶のある塗装で仕上げた木肘。高めの設定で立ち居も楽に設計されている

アメリカ開拓時代の
デザインテイストを
日本の暮らしに

発売当時の応接セット

発売当時の応接セット

17世紀初頭、ヨーロッパからアメリカにやってきた移民たちは、遠く離れた地で故郷をしのび、ルネサンス調の家具を再現しました。それがコロニアルスタイルといわれる、簡素で実用的でありながらも優雅さのあるデザインです。このデザインを日本の現代の暮らしになじむようアレンジしました。
ヨーロッパからアメリカ、そして日本へ――。こうしたルーツからさまざまな様式が交わり、白木でシンプルな家具が主流の現在、他とは一線を画す「優雅さの中にも親しみやすさを感じられる家具」となっています。

コロニアルWC60モデル コロニアルWC60モデル

トータルコーディネイトを
長く楽しんで
いただくために

1970年代初頭、業界内で後発メーカーとして模索していたカリモク家具は、家具づくりを学ぶために欧米諸国を視察した際、初めてトータルインテリアコーディネイトの素晴らしさに触れました。当時の日本には、同じスタイルでそろえられる椅子、テーブル、箱物などの家具がほとんどありませんでした。家具づくりは椅子ならミシン、食器棚ならプレス機など品目によって必要な機械設備が異なり、それぞれが別々の工場で製造されるのが一般的だったからです。
そこでカリモク家具はイス、テーブル、テレビボードとそれぞれの専門工場をすべて整備し、シリーズ家具の生産を実現しました。
また、トータルコーディネイトを長く楽しんでいただけるよう、パーツ交換や修理も受け付けています。WC60モデルも必要なパーツだけ取り寄せて交換することが可能で、50年前の家具を今でも修理して使うことができます。使い込むほどに深まっていく味わいを楽しみながら、環境にも優しいライフスタイルを実現します。

コロニアルWC60モデル
コロニアルWC60モデル

アームや脚にはコロニアルスタイルの特徴であるろくろ加工(木を円柱に削る加工)を採用

コロニアルWC60モデル

ブナ無垢材を背板に使い、意匠と強度を両立。背もたれが斜めになっていることで、設置した床面が広く見える

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