私たちの「品質至上」原材料の調達・管理

原材料の調達・管理における品質とは北海道の天然木
を活かすために

当社グループでは、北海道苫小牧市にある大成産業をカリモク家具の資材工場として位置付け、自然豊かな北海道で育ったナラを中心とする木を家具の部材として使用しています。年間で約1,500㎥と多量の木材を使用し家具づくりをしているため、限りある資源を持続可能に、そして最大限有効に扱うことが当社グループの使命だと考えています。
大成産業では、伐採した丸太を製材所で選別し、適切に保管・管理することで品質を保持しています。製材工程で丸太から板に加工すると、太さ・長さ・木目・節・杢など天然木でしか出せない表情が現れます。こうした表情は板によって異なるため、それぞれの個性を活かした製品をお客様へお届けできるよう、日々心がけています。資材工程では、桟木の入れ方から徹底的に管理し、天然の木目や色合いが出るように乾燥させるだけでなく、お客様の手元に届いた後も品質を保ち続けられるよう含水率を調整しています。木材は自然のものだからこそ、丁寧に扱うことが良いものづくりにつながります。

天然木
天然木

品質をつくる秘訣木材の性質を深く理解し
加工する

国内には1,800種類以上の樹木が自生しており、種類や産地によって木材の持つ性質が異なります。それぞれの性質に合わせて適切に扱わなければ、腐食や割れなど木材の劣化につながってしまいます。これを防ぐために重要なのが、木材の乾燥工程です。当社グループでは、大成産業(北海道)、カリモク秋田(秋田)、知多カリモク(愛知)、カリモクマレーシア(マレーシア)の4拠点に合計50室以上の木材乾燥室を整備しています。自社内に乾燥設備を持つことで細やかな調整が可能になり、多種多様な木材を高品質かつ一定のクオリティーに仕上げることができています。また、こうした木材を製品に加工することで、安定した品質を保つことができます。
木材の性質への理解を深めながら加工してきたノウハウ・技術は、当社グループの品質の基盤になっています。今後も高品質な国産材を使った商品をお客様に届けられるよう、技術向上に取り組んでいきます。加えて、それぞれの木材に合わせた加工や使い方をすることで資源を有効活用し、持続可能な生産を実現していきます。

木材の性質
木材の性質

品質を支える人――その誇りと喜び未来に続く
プロとしてのこだわり

カリモク家具の品質は、資材工程で決まる。そのような意識を持ち、日々、原材料の調達・管理に取り組んでいます。一般的に“良質な木材”とされる木材のみを選別するほうが分かりやすく家具を生産しやすいかもしれませんが、当社は曲がった木、太さが均一ではない木、成長の遅い木など、さまざまな個性を持った木を活かすことを大切にしています。天然木に必ずあるナチュラルマークを製品のどの部分でどのように使用するかを常に意識し、木の持ち味を最大限に引き出すことが、私のプロとしてのこだわりです。本当の意味でメイドインジャパンを実現するために、北海道で木材の伐採・製材から部材の生産までを行い、愛知県に本社を構えるカリモクグループで家具づくりをし、全国のお客様にお届けできることにも、とても喜びを感じています。
また、採用活動の中でお話しさせていただいた学校の先生など、思わぬ人からカリモク家具に対する高い信頼を伺うこともあり、私自身、高い品質を縁の下で支えていることに誇りを感じています。

未来に続くプロとしてのこだわり
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